「自然の道理が真実である以上、あらゆる物事の働きには正しい因果関係があることもまた疑いようがない」

- 1835年1月10日~1901年2月3日(66歳没)
- 日本出身
- 思想家、教育者、著述家、啓蒙運動の先導者、慶應義塾の創設者
原文
「天道の約束既に真なれば、一切万物の働きに原因結果の正しきもまた疑ふ可らず」
現代語訳
「自然の道理が真実である以上、あらゆる物事の働きには正しい因果関係があることもまた疑いようがない」
解説
この言葉は、自然界や人間社会における因果の法則の確かさを、宇宙の理(天道)と結びつけて説いた福沢諭吉の合理主義的世界観を示している。「天道の約束」とは、自然の摂理や道理が一貫して正しいものであることを意味しており、その延長としてすべての出来事には必ず原因があり、結果があるとする立場に立っている。
福沢は、迷信や偶然に頼ることを否定し、あらゆる現象には理性的に理解しうる因果が存在すると信じた。この考えは、科学的思考の基盤であり、個人の成功や失敗、社会の栄枯盛衰などにも偶然ではなく原因があるという姿勢を貫くことを促すものである。
現代社会でも、結果だけを見て感情的に判断するのではなく、背後にある構造的要因や経過を冷静に分析する姿勢が求められる。福沢のこの言葉は、世界や人生を合理的に把握し、感情や迷信に流されないための知的態度を養ううえで、非常に意義深い名言である。真理と因果を信じることは、判断力と行動力を支える精神的な土台となる。
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