「私の名声と記憶は、人々の寛大な言葉と、外国の人々、そして次の時代に委ねる」

フランシス・ベーコン
フランシス・ベーコンの名言
  • 1561年1月22日~1626年4月9日
  • イングランド出身
  • 哲学者、神学者、法学者、政治家、貴族
  • 近代科学の基礎を築く「帰納法」を提唱し、またイギリス経験主義の祖として後世に影響を与えた

英文

“For my name and memory I leave to men’s charitable speeches, and to foreign nations and the next ages.”

日本語訳

「私の名声と記憶は、人々の寛大な言葉と、外国の人々、そして次の時代に委ねる」

解説

フランシス・ベーコンのこの言葉は、自身の評価や名声を、人々の寛容な評価や、未来の世代に委ねる謙虚な姿勢を示している。彼は、自己評価や一時的な評判に固執せず、後世の人々が公平に自分の業績や人格を評価してくれることを願っている。これは、時間の経過が真の評価をもたらし、自己の名誉が自然と後の世代に伝わることを期待しているという教訓でもある。

この言葉には、名声や評価が一時的なものであることを受け入れ、他者の評価や未来の視点に委ねることで、真の価値が伝わるという考えが含まれている。ベーコンは、自らの名声や業績がどのように評価されるかを個人が管理するのではなく、時間とともに自然に形成されることを望んだ。後世や異国の人々が、自分の行いを時間のフィルターを通して評価してくれることが、本当の名声や遺産を形作ると考えている。

現代においても、この言葉は自己の評価に対する謙虚さと、未来に対する信頼を示す教訓として受け取ることができる。現代社会での瞬間的な評価や名声に囚われず、長期的な視点で物事を考える姿勢が大切である。ベーコンの言葉は、真の価値や名誉は時間とともに形成され、後世の人々によって公平に評価されるものであるという教えを伝えている。

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