「この宝庫、すなわち聖書に見いだされる不朽の真理よりも、私たちが頼るべき大いなる霊感と助言が、ほかにあるでしょうか」

- 1926年4月21日~2022年9月8日
- イギリス出身
- イギリス女王
英文
“To what greater inspiration and counsel can we turn than to the imperishable truth to be found in this treasure house, the Bible?”
日本語訳
「この宝庫、すなわち聖書に見いだされる不朽の真理よりも、私たちが頼るべき大いなる霊感と助言が、ほかにあるでしょうか」
解説
この発言は、エリザベス2世が聖書と信仰の意義について述べた象徴的な言葉であり、君主としての公的立場と、個人としての信仰心の両方を反映した一節である。英国国教会の最高首長として、女王は即位以来、聖書の価値を精神的・道徳的指針として公に称え続けてきた。
「imperishable truth(不朽の真理)」と「treasure house(宝庫)」という表現は、聖書の内容が時代や文化を超えて人類に与える普遍的な知恵と道徳的価値を高く評価している。この語り口には、宗教的信念に基づいた統治観や、公的奉仕における倫理的指針としての聖書の意義を深く認識していた女王の姿勢が表れている。
この発言は、混迷する時代における道徳的な拠り所を示すものであり、個人の信仰を超えて社会の指導者としての責任感と謙虚さを象徴している。エリザベス2世はこの言葉を通じて、真理と知恵を求める際に、最も確かな源として聖書を尊重する姿勢を国民に示したのである。それは、宗教的信条にかかわらず、共通の倫理と希望を見出すための出発点となり得る。
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