「和平プロセスから得られる教訓は明白です。人生がどんな困難をもたらそうとも、私たちが力を合わせて負担を分かち合えば、それぞれの対応はより強いものとなります」

- 1926年4月21日~2022年9月8日
- イギリス出身
- イギリス女王
英文
“The lessons from the peace process are clear; whatever life throws at us, our individual responses will be all the stronger for working together and sharing the load.”
日本語訳
「和平プロセスから得られる教訓は明白です。人生がどんな困難をもたらそうとも、私たちが力を合わせて負担を分かち合えば、それぞれの対応はより強いものとなります」
解説
この発言は、エリザベス2世が2011年のアイルランド訪問を受けた後の文脈、または同年のクリスマス・メッセージで語ったものとされる。英国とアイルランドとの歴史的な和解と協調の中で、「協力と共有によって困難を乗り越える」という普遍的な教訓が引き出されている。
ここでのキーワードは「working together(力を合わせる)」と「sharing the load(負担を分かち合う)」である。これは、政治的な和平だけでなく、家庭、職場、地域社会など、あらゆる人間関係や集団に適用できる価値観である。特に、個人主義が強調されがちな現代において、連帯の力がいかに人間の対応力を高めるかという点が強調されている。
このメッセージは、困難に直面したときにこそ、孤立ではなく協調を選ぶことの重要性を訴えている。たとえば自然災害や社会的分断、パンデミックなど、広く負荷がかかる局面において、協力と相互支援のネットワークが個々の回復力を高めることは実証されている。エリザベス2世は、このような価値を王室の言葉として広く示し、国民に希望と道しるべを提供していたのである。
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