「私のダイヤモンド・ジュビリーを記念して出席した一連の行事は、身の引き締まるような経験でした。何千もの家族や隣人、友人たちが、あのように幸福な雰囲気の中で共に祝っている光景に、私は深く心を打たれました」

- 1926年4月21日~2022年9月8日
- イギリス出身
- イギリス女王
英文
“The events that I have attended to mark my Diamond Jubilee have been a humbling experience. It has touched me deeply to see so many thousands of families, neighbors and friends celebrating together in such a happy atmosphere.”
日本語訳
「私のダイヤモンド・ジュビリーを記念して出席した一連の行事は、身の引き締まるような経験でした。何千もの家族や隣人、友人たちが、あのように幸福な雰囲気の中で共に祝っている光景に、私は深く心を打たれました」
解説
この発言は、エリザベス2世が2012年のダイヤモンド・ジュビリー(在位60年記念)に際して述べた公式声明の一部である。その中で女王は、全国で行われた祝賀行事に参加した感想を語り、国民の連帯と祝福の心に対して深い感謝と感動を表明している。
注目すべきは、「humbling experience(身の引き締まるような経験)」という表現である。これは、女王としての地位にある自分に向けられた国民の敬意や愛情に対し、感謝と畏敬の念を抱いていることを示している。また、「families, neighbors and friends(家族・隣人・友人)」という具体的な語の並びにより、祝賀が形式ではなく地域社会全体に根ざした温かいものであったことが強調されている。
この言葉は、王室と国民の関係が単なる制度的なものでなく、心のつながりに基づいていることを再確認させる。エリザベス2世は、国民に支えられてきた在位の年月を誇りに思うと同時に、その支えに報いる形での奉仕を今後も続けるという意志を、感動と共にこの発言に込めていたのである。
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