「ロナルド・レーガンは、共和党員であるだけでなく、かなり保守的な共和党員になった──最も保守的というわけではないが。しかしかなり保守的だった。そして彼は私が実際に知っていて、好意を持っていた人物だ。彼も私を好いていた。そして私は彼と一緒に仕事をし、彼を助けた」

- 1946年6月14日~
- アメリカ合衆国出身
- 実業家、テレビ司会者、第45代アメリカ合衆国大統領
不動産事業で成功を収めた後、テレビ番組『アプレンティス』で人気を博し、政界に進出。2016年、2024年の大統領選挙で当選し、「アメリカ・ファースト」を掲げた政策を推進している。型破りな政治手法と強烈な個性で国内外に大きな影響を与えている。
英文
“Ronald Reagan became, you know, not only a Republican but a pretty conservative Republican – not the most. But a pretty conservative Republican. And he’s somebody that I actually knew and liked. And he liked me. And I worked with him and helped him.”
日本語訳
「ロナルド・レーガンは、共和党員であるだけでなく、かなり保守的な共和党員になった──最も保守的というわけではないが。しかしかなり保守的だった。そして彼は私が実際に知っていて、好意を持っていた人物だ。彼も私を好いていた。そして私は彼と一緒に仕事をし、彼を助けた」
解説
この発言は、ドナルド・トランプが自身の保守的な政治的立場と過去の人脈を強調するために語ったものである。彼はロナルド・レーガンという保守派の象徴的存在と自らの関係を語ることで、保守層に対して親近感と信頼感を訴えようとしている。特に共和党内部での支持基盤を固めるためには、レーガンのような人気の高い過去の大統領とのつながりを示すことが有効である。
「pretty conservative(かなり保守的)」という表現は、レーガンの政治スタンスを過度に理想化せず現実的に捉えつつ、彼への敬意を示すバランスを取った表現である。また「彼も私を好いていた」と付け加えることで、単なる知人関係ではなく、個人的な信頼関係があったことを強調している点も特徴的である。
現代の政治においても、過去の偉大なリーダーと自らを結びつける戦略は、支持層の信頼を得る有力な手法である。トランプはこの発言を通じて、自らの政治的アイデンティティを歴史的な正統性に結び付け、保守派の伝統を継承する存在であることを訴えたのである。
感想はコメント欄へ
この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?