「王室が国民とつながり続けることは極めて重要です。それが私がしようとしていることです」

- 1961年7月1日~1997年8月31日
- イギリス出身
- ウェールズ公妃、チャールズ皇太子の元妻、人道活動家
英文
“It’s vital that the monarchy keeps in touch with the people. It’s what I try and do.”
日本語訳
「王室が国民とつながり続けることは極めて重要です。それが私がしようとしていることです」
解説
この言葉は、王室の存在意義とその正統性を支える柱が国民との結びつきにあるという考えを示している。ダイアナは公式行事のみならず、病院や学校、チャリティ活動などを積極的に訪問し、国民と直接ふれあう姿勢を貫いた。その態度は従来の王室のあり方とは異なり、親しみやすく、人間味のある王族として彼女の人気を不動のものとした。
この発言の背景には、1990年代の英国王室に対する批判や距離感がある。当時、王室は形式的で民意から乖離しているとの声が高まりつつあり、ダイアナはその中で「人民のプリンセス」としての新たな在り方を模索していた。彼女は貴族階級の象徴としてではなく、共感と行動によって人々の信頼を得ようと努めた。
現代においても、政治家や著名人を含むリーダー層が自らの地位と民意の関係を問い直す必要がある中、この言葉は示唆に富む。たとえば、SNSや地域活動など、テクノロジーや行動を通じて人々との接点を保つ努力は、信頼の基盤を築くうえで今なお重要である。形式ではなく、共感と実行によって信頼は築かれるという教訓がここにある。
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