「私はどんな場面でも子どもたちのために闘います。彼らが人間として、そして公的な責任を果たす者としての可能性を最大限に発揮できるようにするためです」

- 1961年7月1日~1997年8月31日
- イギリス出身
- ウェールズ公妃、チャールズ皇太子の元妻、人道活動家
英文
“I will fight for my children on any level so they can reach their potential as human beings and in their public duties.”
日本語訳
「私はどんな場面でも子どもたちのために闘います。彼らが人間として、そして公的な責任を果たす者としての可能性を最大限に発揮できるようにするためです」
解説
この言葉は、母としての強い覚悟と責任感、そして王室の一員としての自覚が込められている。ダイアナは単に子どもたちの母親としてだけでなく、将来王族として公的責任を担う者の育成者としての役割をも果たそうとしていた。ここでの「fight」は、愛情に基づく支援だけでなく、制度や環境に対する積極的な介入も含んでいる。
この発言の背景には、ダイアナが王室の伝統や制限の中で子どもたちを自由で思いやりのある人間に育てたいという強い願いがあった。彼女はウィリアム王子とハリー王子を、庶民的な体験をさせたり、自らの慈善活動に同伴させたりすることで、共感力と責任感を備えた人物として導こうとした。それは、単なる教育ではなく、未来の王族にふさわしい人格形成の闘いでもあった。
この言葉は、現代に生きる親にとっても示唆的である。子どもが持つ可能性を引き出すには、単なる支援にとどまらず、ときに制度や社会の壁に立ち向かう姿勢が求められる。ダイアナの言葉は、親としての信念と行動力が子どもたちの未来にどれほど影響を与えるかを私たちに教えている。
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