「救い主の名のもとに、正しいことであり、その意図が聖なる奉仕のためであるならば、いかなる仕事も恐れるべきではない」

クリストファー・コロンブス
クリストファー・コロンブスの名言
  • 1451年8月25日から10月31日~1506年5月20日
  • ジェノヴァ共和国(現イタリア)出身
  • 探検家、航海者
  • 1492年の航海でアメリカ大陸への到達を果たし、「新世界」の発見者として知られている

英文

“No one should fear to undertake any task in the name of our Saviour, if it is just and if the intention is purely for His holy service”

日本語訳

「救い主の名のもとに、正しいことであり、その意図が聖なる奉仕のためであるならば、いかなる仕事も恐れるべきではない」

解説

この言葉は、クリストファー・コロンブスが自身の航海や行動を正当化する際に、宗教的信念を強調したものである。「救い主の名のもとに」「聖なる奉仕」という表現は、彼がキリスト教的使命感を探検の中心的な動機として掲げていたことを示している。当時のヨーロッパ社会では、キリスト教の拡大が国家の政策や個人の行動に大きな影響を与えていたため、コロンブスも自らの探検を宗教的意義に結びつけようとした。

この言葉は、正義や神聖な意図を強調する一方で、コロンブスの行動が本当にその理念に則っていたかという点では議論の余地がある。新大陸の探検とその後の植民地化は、先住民にとって搾取や支配を伴うものであった。コロンブス自身の信念がどれほど純粋であったとしても、その結果として生じた不平等や暴力は、歴史的に深い影響を及ぼしている。

現代において、この言葉は信仰と行動の関係についての議論を呼び起こすものとして引用されることがある。行動の正当性は意図だけでなく、その結果にも責任を持つべきであるという教訓を示唆している。今日の国際的なプロジェクトや人道的活動でも、この言葉が提示する正義と意図の重要性は考慮されるべきだろう。この名言は、宗教や倫理がいかに行動の指針となるべきかを再考させるものである。

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