「サンサルバドルに向かうその一部は、北から南へ5リーグ延びており、私たちが沿岸を進んだもう一方の側は、東から西へ10リーグ以上にわたっていた」
- 1451年8月25日から10月31日~1506年5月20日
- ジェノヴァ共和国(現イタリア)出身
- 探検家、航海者
- 1492年の航海でアメリカ大陸への到達を果たし、「新世界」の発見者として知られている
英文
“I found that part of it towards San Salvador extending from north to south five leagues, and the other side which we coasted along, ran from east to west more than ten leagues”
日本語訳
「サンサルバドルに向かうその一部は、北から南へ5リーグ延びており、私たちが沿岸を進んだもう一方の側は、東から西へ10リーグ以上にわたっていた」
解説
この言葉は、クリストファー・コロンブスが航海中に発見した島の地理的特徴を記録したものである。「北から南へ5リーグ」「東から西へ10リーグ」という具体的な記述は、彼が新しい土地を詳細に観察し、その地理的特性を把握しようとしていたことを示している。コロンブスの航海記録には、このような地形に関する描写が多く含まれており、地理的な発見の重要性がうかがえる。
リーグ(legua)は当時の距離の単位であり、約4.8キロメートルに相当する。彼が測定したこの距離は、島の規模を把握するための試みであり、新大陸の地理情報をヨーロッパに持ち帰る重要な資料となった。このような記録は、当時の探検家にとって、発見した土地をヨーロッパの地図に正確に反映するための第一歩であった。
現代において、この名言は地理学や地図製作の初期の努力を象徴している。未知の地域を探査し、記録しようとする意欲が、地理的知識の発展につながった。例えば、今日の地図やGPSのような精密な技術は、コロンブスのような探検家たちの基礎的な作業に支えられている。この言葉は、初期の探検が科学や知識の進展に果たした役割を考える契機となる。
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