「祈りは瞑想以上のものである。瞑想において力の源は自分自身にある。祈るとき、人は自らを超えたより大きな力の源に向かうのである」

蔣介石(画像はイメージです)
蔣介石(画像はイメージです)
  • 1887年10月31日~1975年4月5日(87歳没)
  • 中国(清国)出身
  • 軍人、政治家、中華民国総統

英文

”Prayer is more than meditation. In meditation the source of strength is one’s self. When one prays he goes to a source of strength greater than his own.”

日本語訳

「祈りは瞑想以上のものである。瞑想において力の源は自分自身にある。祈るとき、人は自らを超えたより大きな力の源に向かうのである」

解説

この言葉は、蔣介石が祈りと瞑想の違いを明確に示した発言である。彼にとって瞑想は自己の内面に依拠する行為であり、祈りは自己を超えて外部の偉大な力に依拠する行為であった。ここには、彼自身のキリスト教的信仰と精神的依存の姿勢が反映されている。

歴史的背景として、蔣介石はキリスト教徒であり、特に宋美齢との結婚後に信仰を深めた。戦争や政治的困難の中で、祈りを通じて自己を超えた力に頼る姿勢は、彼の精神的支えとなった。これは単に宗教的行為ではなく、指導者としての重責を担うための心の拠り所であった。

現代においても、この言葉は精神の在り方と支えを考える上で示唆に富む。自己鍛錬としての瞑想も重要であるが、祈りのように外部の大きな力に心を委ねることは、逆境を乗り越えるための安心感や力を与える。蔣介石の言葉は、人間の限界を認め、より大きな力に依拠する謙虚さの大切さを伝えているのである。

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