オリバー・クロムウェルの名言・格言・警句

- 1599年4月25日~1658年9月3日
- イングランド出身
- 軍人、政治家、清教徒革命の指導者、イングランド共和国の護国卿
オリバー・クロムウェルは、17世紀イングランドの軍人・政治指導者であり、清教徒革命(イングランド内戦)を主導し、王政を打倒して一時的に共和制を樹立した人物である。優れた軍事指導者として鉄騎隊を率い、王党派を破ってチャールズ1世を処刑に追い込み、イングランド共和国(コモンウェルス)の成立に貢献した。その後、自ら「護国卿」として実質的な独裁権を掌握し、宗教的寛容を一部認めつつも、清教徒的道徳に基づいた統治を行った。また、アイルランド遠征では激しい弾圧を行い、その残虐さは今なお論争の的である。王政を否定しつつ、強権的手段による統治を行ったことから、自由の擁護者と暴君という二面の評価が存在する。彼の死後、王政復古によって遺体は掘り起こされて処刑されたが、その功罪は今もイギリス史において深く議論され続けている。
- 「より良くあろうとすることをやめた者は、良き者であることをやめたのだ」
- 「自らがどこへ向かっているかを知らぬ者ほど高く昇る者はいない」
- 「我らの歴史とは何か、それは神が姿を現し、御自身が植えなかったすべてのものを揺るがし、踏みにじることにほかならない」
- 「鉄が熱いうちに打てというだけでなく、打つことで熱くせよ」
- 「必要には法がない」
- 「策には欺かれるかもしれぬが、誠実さに欺かれることは決してない」
- 「自然は医師よりも多くを成しうる」
- 「私はむしろ、何のために戦うかを知り、その知るものを愛する、質素な茶色の服を着た隊長を持ちたい。あなた方が紳士と呼ぶ、他に何の中身もない者よりも」
- 「キリストの御心にかけて懇願する。あなたが誤っている可能性を、どうか考えてみてほしい」
- 「喝采を信じるな。あの人々は、もし君や私が絞首刑にされるとしても、同じように叫ぶだろう」
- 「国家が人を登用するにあたり、その者の意見には注意を払わない。ただ忠実に仕えようとする意思があれば、それで十分である」
- 「私はこの政務を引き受けるより、森のそばで暮らし、羊の群れを飼っていたかったと心から思う」
- 「神を信じ続けよ、だが火薬は乾いたままにしておけ」
- 「わずかでも誠実な人々は、大勢より価値がある」
- 「誰が闇の中を歩むことを好むだろうか。しかし摂理はしばしば、そうなるように仕向けるのだ」
- 「神は彼らを、我らの剣にかかる刈り株のようにされた」
- 「我々はイングランド人である――それは一つの良き事実である」
- 「神を信頼せよ、だが火薬は確実に乾かしておけ」