石原慎太郎

- 1932年9月30日~2022年2月1日(89歳没)
- 日本出身
- 第14~17代東京都知事、作家、政治家
人物像と評価
石原慎太郎は、日本の小説家・政治家であり、戦後日本の文化と政治の両分野で強い影響力を及ぼした人物である。
1956年、『太陽の季節』で第34回芥川賞を受賞し、「太陽族」と呼ばれる戦後青年文化を象徴する作家として注目を浴びた。
その後、国会議員として保守的立場から発言し、尖閣諸島問題や防衛強化など国家主権を重視する姿勢を示した。
1999年から2012年まで東京都知事を務め、都市開発、環境対策、文化事業の推進などを行い、東京マラソン創設や築地市場移転問題などでも話題を呼んだ。
一方で、挑発的な発言や排外的と批される言動が国内外で議論を呼び、評価は賛否が分かれた。
それでもなお、文学と政治を横断した稀有な経歴と強烈な個性は、日本戦後史における特異な存在として記憶されている。
名言
- 「いじめっ子に育てよ」
- 「犯罪は許せないが仕方のないことを教えよ」
- 「暴力の尊厳を教えよ」
- 「子供に酒を禁じるな」
- 「子供の不良性の芽を摘むな」
- 「ものを壊すことを押さえるな」
- 「親は一番軽蔑する人間の話をしろ」
- 「子供に戦争は悪いものだと教えるな」
- 「子供を殴ることを恐れるな」
- 「教育は体罰だ」
- 「新しい憲法をつくったら自衛権だってきちんと定義できる。ぼくなんかが思うのは、日本は世界一の防衛国家になったらいい、と。そして世界一優秀な戦闘機をつくってどんどん外国に売ったらいいんだ」
- 「日本は確かに過去の戦争でアジアの国々に迷惑もかけただろう。しかしながらいつまでもそのことだけにとらわれ、形式的に頭を下げ続けるだけの姿勢では何の関係の発展も望めない」
- 「隣の中国でも人間積んだ宇宙船を上げて、みんなびっくりして。中国人は無知だから『アイヤー』と喜んでいる。あんなものは時代遅れ。日本がやろうと思ったら1年でできる」
- 「フランス語は数も勘定できない言葉だから国際語として失格」
- 「60年間戦争がなかったから。『勝つ高揚感』を一番感じるのは、スポーツなどではなく戦争だ」
- 「私はシーザーでもアレクサンダー大王でもない」
- 「別にそれほどみんな大泣きして悲しむことはないじゃない。何もパンダ様々でご神体ではないんだから、いてもいなくもいいじゃない、そんなものはどうでも」
- 「尖閣問題で中国におどおどしていたら、そのうち五星紅旗の6番目の星は小さな日の丸になるかもしれない。東京のオリンピックが実現したら都民は来なくてもいい。都民は贅沢。自分のことしか考えなくなった。他の日本人と違う人種になりましたよ」
- 「近世になって有色人種の中で日本だけが近代国家をつくった。これは日本人の英知、努力のせいだ。かつて私たちのじいさん、ばあさん、ひいじいさん、ひいばあさんが明治維新を起こし、日本を近代国家にした」
- 「三木武夫という非常に愚劣な総理大臣がつくった、武器輸出三原則とか、防衛費を国家予算の1%にとどめる根拠のないバカな政策は一変してもらいたい」
- 「軍と売春は付き物だ。日本の場合にも貧しい人たちがお金をもうけるために、一番簡易な手段として昔からあった。歴史の原理だ」
- 「この国は下手をしたらシナの属国になっちゃう。日本を第二のチベットにしないために憲法を変えないとだめだ。拉致された日本人を取り戻せないのは、憲法9条があるからだ」
- 「心残りは、憲法を一文字も変えられなかったこと」
- 「最近、女装した男のテレビタレントが大流行だが、あれは一体どう言うことなのだろうか。さっぱり訳が分からない。世の中が衰退し、何でもありと狂ってきた証なのだろうか」
- 「一足伸ばして、天皇陛下と首相はなぜ参拝しないのか。何で遠慮してるんだ」