クレオパトラの名言・格言・警句
- 紀元前69年頃～紀元前30年頃
- プトレマイオス朝エジプト出身
- 女王
クレオパトラ7世は、古代エジプト・プトレマイオス朝最後の女王であり、政治的才覚と外交戦術に優れた統治者である。
ローマのユリウス・カエサルおよびマルクス・アントニウスと同盟関係を築き、王国の独立と繁栄を一時的に維持した。多言語を操り、文化・学問の保護者としても知られる一方、美貌と恋愛によって権力を得たとする古典的評価も多い。
しかし近年では、ローマ中心の記述を相対化し、彼女の政治手腕や知性に注目する見直しも進んでいる。最終的にはローマとの戦いに敗れ自殺し、エジプトは属州化されたが、彼女の死は古代エジプト王朝時代の終焉を象徴する。栄光と悲劇を併せ持つ女王として、今なお強い関心を集めている。