「我々は、ソーシャルセキュリティの約束を守るために、それを強化する責任ある措置を講じるのであって、ウォール街に委ねることではない」

- 1961年8月4日~
- アメリカ合衆国出身
- アメリカ合衆国第44代大統領、政治家、弁護士、作家
英文
“We will keep the promise of Social Security by taking the responsible steps to strengthen it – not by turning it over to Wall Street.”
日本語訳
「我々は、ソーシャルセキュリティの約束を守るために、それを強化する責任ある措置を講じるのであって、ウォール街に委ねることではない」
解説
この発言は、社会保障制度の維持と強化に対する責任ある姿勢を明確に表している。オバマは、国民にとって不可欠な安全網であるソーシャルセキュリティを、民間市場のリスクに晒すべきではないと主張し、国家の責任として制度を守るべきだと訴えた。この言葉には、公共の利益を優先するべきだという強い信念が込められている。
この発言の背景には、2000年代に提案されたソーシャルセキュリティの民営化構想がある。特にウォール街の金融危機を経験した後、オバマは、年金制度を市場任せにすることがいかに危険であるかを国民に訴え、安定性と信頼性を重視した改革を志向したのである。
現代においても、公共サービスをどこまで民間に委ねるべきかという議論は続いている。この名言は、長期的な社会の安定と国民の信頼を守るためには、国家が重要な役割を果たさねばならないという普遍的な教訓を示しており、社会保障に対する国家責任の重みを改めて認識させるものである。
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