「私が最高司令官である限り、私たちは世界史上最強の軍を維持する。そして、君たちが制服を脱いだときには、君たちが私たちに仕えてくれたのと同じように、私たちも君たちに仕える。なぜなら、この国のために戦った者が、帰還後に仕事や住まい、必要なケアのために戦わなければならないようなことがあってはならないからだ」

- 1961年8月4日~
- アメリカ合衆国出身
- アメリカ合衆国第44代大統領、政治家、弁護士、作家
英文
“So long as I’m Commander-in-Chief, we will sustain the strongest military the world has ever known. When you take off the uniform, we will serve you as well as you’ve served us – because no one who fights for this country should have to fight for a job, or a roof over their head, or the care that they need when they come home.”
日本語訳
「私が最高司令官である限り、私たちは世界史上最強の軍を維持する。そして、君たちが制服を脱いだときには、君たちが私たちに仕えてくれたのと同じように、私たちも君たちに仕える。なぜなら、この国のために戦った者が、帰還後に仕事や住まい、必要なケアのために戦わなければならないようなことがあってはならないからだ」
解説
この発言は、バラク・オバマが米軍兵士と退役軍人への支援の誓いを述べたものである。彼は、軍事力の維持と同様に、兵役を終えた後の兵士たちへの支援を国家の責務として明言している。特に「no one who fights for this country should have to fight for a job, or a roof over their head, or the care that they need(この国のために戦った者が、帰還後に仕事や住まいやケアのために戦うべきではない)」という表現は、国家の恩義と道義的責任を強く訴えるものである。
背景には、イラク戦争やアフガニスタン戦争から帰還した多くの退役軍人が失業やホームレス、医療不足に苦しんでいた現実がある。オバマは、単に軍事力を誇示するだけでなく、兵士たちの人間としての尊厳を守るための包括的支援政策を推進しようとした。この発言は、安全保障政策と社会福祉政策の一体化を目指すビジョンを示している。
現代においてもこの理念は非常に重要である。たとえば、退役軍人の社会復帰支援、メンタルヘルスケア、雇用支援などにおいて、オバマのこの発言は、国家がその奉仕に応える責任を果たすことの重要性を力強く訴えており、今なお普遍的な価値を持っている。
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