「9月のあの日、我々を攻撃したのは宗教ではない。アルカイダだ。我々は、大切にしている自由を犠牲にしたり、疑念と不信の壁の背後に隠れたりはしない」

- 1961年8月4日~
- アメリカ合衆国出身
- アメリカ合衆国第44代大統領、政治家、弁護士、作家
英文
“It was not a religion that attacked us that September day. It was al-Qaeda. We will not sacrifice the liberties we cherish or hunker down behind walls of suspicion and mistrust.”
日本語訳
「9月のあの日、我々を攻撃したのは宗教ではない。アルカイダだ。我々は、大切にしている自由を犠牲にしたり、疑念と不信の壁の背後に隠れたりはしない」
解説
この発言は、テロリズムと宗教を明確に区別し、自由と寛容を守ろうとする強い決意を表明している。オバマは、9.11テロの背後にあるのは特定の宗教そのものではなく、過激なテロ組織であると明確に指摘し、恐怖に屈して基本的人権を制限する道を拒否する姿勢を示している。ここには、自由社会としての誇りと、理性による対応の重要性が込められている。
この発言の背景には、9.11以降に高まったイスラム教徒に対する偏見や、過剰な安全保障措置による自由の制約への懸念がある。オバマは、テロに対抗するためであっても、アメリカが本来守るべき自由と寛容の精神を手放してはならないと国民に訴えたのである。
現代においても、テロや暴力に直面したときに自由を守り抜く姿勢は試され続けている。この名言は、自由と寛容を恐怖によって損なうことなく、理性と信念によって安全と人権を両立させるべきであるという普遍的な教訓を力強く示している。
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