P・J・オローク 「人々は常にアメリカに怒っている。自分たちの問題はアメリカが引き起こしたか、あるいは意図的に解決しようとしていないと確信している。しかし、その怒りはいつも『アメリカ』に向けられ、『アメリカ人』には向けられない」
P・J・オローク 「ピート・シーガーは、控えめで飾らず、陽気で親切な性格の男だ。フォークソングに耐えられるなら、彼は優れたフォーク歌手である。そして彼は非常に見事なバンジョー奏者なので、思わずワイヤーカッターを取り出したくなる衝動が、ほとんど湧かないほどだ」
P・J・オローク 「私はオハイオ州トレドの出身だ。この町は自動車産業が日本へ移ったことで大きな打撃を受けた。それでも私は、自分が育った地域で車の工員たちがどんな暮らしをしていたかを覚えている。私の父は自動車のセールスマンで、私たちがどう暮らしていたかを覚えている。私たちは実...
P・J・オローク 「アファーマティブ・アクションは雇用者にこう思わせてしまう――『黒人女性の原子力物理学者?はっ、たぶんハーバードに入れたのは二重枠を探していたからだろう。高校の実用数学ではCを取っていたに違いない。人事部に回しておけ』と」
P・J・オローク 「自動車はアメリカ人に羨まれるほどの生活水準を与えた。家畜株式会社の組立ラインで牛に乳房を取り付ける仕事では、高賃金や医療や年金の福利厚生が付いた安定した職にはありつけなかっただろう」
P・J・オローク 「国家としてのクウェートは、ある意味で自由そのものから解放されてきた。コンスタンティノープル、リヤド、バグダッドに次々と支配され、クウェートはトルコ人をペルシャ人と争わせ、アラブ人同士を争わせ、そしてイギリス人をすべての者と争わせることで生き延びてきた」
P・J・オローク 「ポジティブな権利とは、住居の権利、教育の権利、医療の権利、生活賃金の権利である。これらは――私はむしろポジティブな権利ではなく政治的権利と呼ぶべきだと思う。そしてそれらは極めて扱いにくい。なぜなら、ここではゼロサムの問題を扱うことになるからだ」