リチャード・P・ファインマン 「重力についての第一の驚くべき事実は、慣性質量と重力質量の比が、調べた限りどこでも一定であるということである。重力についての第二の驚くべき事実は、それがいかに弱いかということである」
リチャード・P・ファインマン 「自然の仕組みを理解しようとすることは、人間の推論能力に対する最も厳しい試練を伴う。それは微妙なトリックを含み、何が起こるかを誤らずに予測するためには、美しい論理の綱渡りを歩まねばならない。量子力学や相対性理論の発想はその例である」
リチャード・P・ファインマン 「私はいつも絵を練習していて、とても興味を持つようになった。進展のない会議に出席しているとき――例えば、カール・ロジャーズがカリフォルニア工科大学に心理学部を設立すべきかを議論するためにやって来た会議のようなとき――私は他の出席者を描いていた」
リチャード・P・ファインマン 「人類にとって、私たちはまだ時間のごく始まりにいる。問題に取り組むことは当然のことだ。しかし未来には何万年という時間がある。私たちの責任は、できることを行い、学べることを学び、解決策を改善し、それを引き継いでいくことである」
リチャード・P・ファインマン 「私はブロックスから、いくつかの絵を委託販売に出したという署名入りの書類を手に入れた。もちろん一枚も売れなかったが、それでも大成功だった。なぜなら、私は自分の絵をブロックスで販売していたのだから!」
リチャード・P・ファインマン 「私はアーラインを愛しているから結婚したい。つまり彼女の面倒を見たいということである。それ以上の理由はない。私は彼女の世話をしたいのだ。愛する女性の世話をするという責任と不確かさを担うことを切望している」
リチャード・P・ファインマン 「何かが記憶されるとき、どこを見ればよいのか、何を探せばよいのか私たちは分かっていない。事実が学習されたとき、神経系にどのような変化があるのかも分かっていない。これはまったく解決されていない非常に重要な問題である」
リチャード・P・ファインマン 「私はとても内気な性格で、周囲の誰もが自分より強いと感じ、いつも居心地の悪さを覚え、自分が弱々しく見えるのではないかと常に恐れていた。みんなが野球をし、あらゆる運動をしていた」
リチャード・P・ファインマン 「自然全体の一つ一つの断片や部分は、常に完全な真理への近似にすぎず、あるいは私たちが知る限りでの完全な真理にすぎない。実際、私たちが知っていることのすべては一種の近似にすぎない。なぜなら、私たちはまだすべての法則を知らないと分かっているからである」
リチャード・P・ファインマン 「詩人たちは、科学は星の美しさを奪い去り、ただのガス原子の塊にしてしまうと言う。私もまた砂漠の夜に星を見て、それを感じる。しかし私はより少なく見ているのか、それともより多く見ているのか」
リチャード・P・ファインマン 「科学の最も明白な特徴はその応用であり、科学の結果として人間は物事を成し遂げる力を持つようになるという事実である。この力がもたらした影響については、もはや言うまでもない。産業革命全体も、科学の発展なしにはほとんど不可能であっただろう」