テイヤール 「個人的な成功や満足は、もしそれを得られたとしても改めて考えるに値せず、もし得られなかったり遅れて訪れるとしても心配するに値しない。本当に価値があるのは行動――世界のために、そして神において忠実な行動である」
テイヤール 「ある意味で、この全ての触れ得る宇宙そのものは巨大な残滓であり、その中で芽生え、去っていった無数の生命の骨格である。彼らは自らの富の取るに足らぬ、ごくわずかな部分だけを後に残したにすぎない」
テイヤール 「私たちはしばしば、神が無から悲しみも過ちも危険もない世界――損傷も破綻も存在しない世界――を創り出すことができると心に描く。しかしこれは観念的な幻想であり、悪の問題を解くことを不可能にしている」
テイヤール 「神的な場において、宇宙のあらゆる要素はその内奥であり究極的なものによって互いに触れ合う。そこでそれらは少しずつ、自らの最も純粋で最も魅力的なものを集約し、失われることも後に堕落する危険もなくなる」
テイヤール 「死は私たちを完全に神へと引き渡し、私たちを神の内へと入らせる。それゆえ私たちは、絶対的な愛と自己放棄をもって死に身を委ねなければならない。なぜなら死が訪れるとき、私たちにできることは、神の支配と導きに完全に身を委ねることだけだからである」
テイヤール 「それを歓迎するにせよ嘆くにせよ、現代を最も確実かつ正確に特徴づけているのは、技術による人間世界への抗しがたい侵入である。機械化は潮のように地上のあらゆる場所と社会活動のすべての形態に押し寄せている」
エルヴィン・シュレーディンガー 「原子物理学における観測の過程を慎重に分析すると、亜原子粒子は孤立した実体としては意味を持たず、実験の準備とその後の測定との間の相互関係としてのみ理解できることが示されている」
エルヴィン・シュレーディンガー 「世界は私に一度だけ与えられているのであって、存在する世界と知覚される世界という二つがあるのではない。主観と客観はただ一つである。物理学における最近の経験の結果としてその障壁が打ち壊されたと言うことはできない。というのも、その障壁はもともと存在しないからで...
エルヴィン・シュレーディンガー 「一方で、量子物理学の形而上学的な解釈、すなわち言葉による解釈は、はるかに不確かな基盤の上にある。実際、この四十年以上にわたり、物理学者たちは明確な形而上学的モデルを示すことができていない」
リチャード・P・ファインマン 「ラファエロの間では、ある秘密が明かされた。それは、すべての絵が巨匠によるものではなく、いくつかは弟子たちによって描かれたということだった。私はラファエロの作品のほうが好きだった。このことは、自分に芸術を鑑賞する力があるという自信にとって、大きな一撃だった...
リチャード・P・ファインマン 「しばしば、すべての状態が先験的に等しく確からしいと仮定される。しかし、我々が見ているこの世界ではそれは正しくない。この仮定に基づいた物理学では、現実の世界は正しく記述されない」
リチャード・P・ファインマン 「13歳くらいのとき、図書館が『実用のための微積分』という本を入荷することになっていた。この頃には、百科事典で読んで、微積分が重要で面白い分野であり、自分も学ぶべきだと分かっていた」
リチャード・P・ファインマン 「星の内部で何が起きているかは、望遠鏡で小さな光の点を見るしかないという困難さからは想像できないほどよく理解されている。なぜなら、星の中の原子が大抵どのように振る舞うかを計算できるからだ」
リチャード・P・ファインマン 「量子重力効果の極端な弱さは、いまやいくつかの哲学的問題を提起している。もしかすると自然はここで何か新しいことを伝えようとしているのかもしれない――もしかすると、重力を量子化しようとすべきではないのかもしれない」