デヴィッド・ボーム 「私の提案は、心の適切な働きには、その時々において一般に知られていることを全体的に把握することが必要だというものである。それは形式的な論理や数学的な言葉だけでなく、直感的に、イメージや感情、詩的な言語表現などにおいてもである」
デヴィッド・ボーム 「このように、新しい種類の理論が必要であることが分かる。その理論は、これらの基本的な前提を捨て、古い理論のいくつかの本質的特徴を、より深い現実から導かれた抽象的な形として回復するにとどまる。その現実においては、途切れることのない全体性が支配しているのだ」
デヴィッド・ボーム 「同様に、思考も一つのシステムである。そのシステムは思考や感情だけでなく、身体の状態も含み、さらに社会全体をも含んでいる。思考は人々の間を行き来し、古代から進化してきた過程においてそうなっているのだ」
デヴィッド・ボーム 「このすべての問題の源は何か。その源は基本的に思考にあると私は言う。このような主張は狂気じみていると思う人も多いだろう。なぜなら思考こそが問題を解決するために私たちが持つ唯一のものだと信じられてきたからである。それは私たちの伝統の一部なのだ」