孫文 「人には才能の広狭があるが、それを役立てることができるのは教育だけである。人材を育成するために設けられた学校は、才能ある者の知性を伸ばし、そうでない者の愚かさを正し、狭い才能を持つ者には専門を、全体的な能力を備えた者には幅広い知識を与える」
孫文 「我々の置かれた状況は極めて危機的である。もし真剣に民族主義を推進し、四億の民を一つに結びつけて強い国家としなければ、我々は国を失い、民族が滅びるという悲劇に直面することになる。この危機を防ぐには、民族主義を掲げ、民族精神をもって国家を救わねばならない」
孫文 「政治革命は民族革命と同時に進行しなければならない。満州政権を打倒することによって、我々は満州人に対する民族革命だけでなく、君主制に対する政治革命も成し遂げることになる。それらは別々の時期に行うものではない」
孫文 「中国の共和政治は、ちょうど学校に通い始めたばかりの子どものようなものである。その子には良き教師と良き友人が必要だ。同様に、共和政治に不慣れな中国人民も、正しく教育されねばならない。革命政府は、人民に高度な意識と経験を授ける教師であるべきなのだ」
孫文 「革命とは通常、血を流すものである。だが1911年の我々の革命はそれほど血を流さなかった。なぜなら、我々の民衆は平和を愛する民族だからである。この平和を愛する気質こそが、中国人の最大の美徳である」
孫文 「もし中国が他国と対等の立場に立てば、経済分野で自由に競争し、敗れることなく自力で立つことができる。しかし、外国が経済的野心の盾として政治的権力を用いるやいなや、中国はそれにどう抵抗し、どう競争すべきか分からなくなってしまう」
孫文 「今日の日本は、西洋の『力による支配』の文明に通じながらも、東洋の『道による支配』という文明の特質を保持している。いま問われているのは、日本が『力の支配』を掲げる西洋文明の鷹となるのか、それとも東洋の柱石となるのか、ということである」
孫文 「戦争の最中、イギリスとフランスは十四か条の原則に全面的に同意していた。しかし戦争に勝利すると、イギリス、フランス、イタリアは自らの帝国主義政策と相反するという理由でウィルソンの構想を妨げようとした。その結果、講和条約は歴史上もっとも不平等な条約の一つとな...
孫文 「我々が帝政を打倒しようとするのは、それが満州族のものであるからではなく、共和主義を求めるからである……我々共和革命派は、過去の農民反乱のように、革命後に自らが皇帝になろうなどという発想を決して持たない」
孫文 「汎アジア主義が解決しようとする問題とは何か。それは、アジア諸民族の苦難を終わらせ、強大なヨーロッパ諸国の侵略に抵抗することである。要するに、汎アジア主義とは抑圧されたアジア諸民族の大義を体現するものである」
孫文 「私は痛感している。ヨーロッパ諸国の富と強さは、彼らが軍艦や強力な大砲、堅固な要塞や精鋭な兵士を有しているからだけでなく、国民がその才能を十分に発揮し、土地が有効に活用され、天然資源が最大限に開発され、物資が自由に流通しているからでもある」
孫文 「民族主義とは、異なる民族の人々を差別することを意味するのではない。我々がそうした人々に政治権力を奪われることを許さないということであり、漢民族が政治的に主導権を握ってはじめて国家が成り立つのだ」