「私は生きていることについては父に恩義があるが、良い人生を送ることについては師に恩義がある」
- 紀元前356年7月20日~紀元前323年6月10日
- マケドニア出身
- マケドニア王
- 広大な帝国を築き、ヘレニズム文化を広めた
英文
“I am indebted to my father for living, but to my teacher for living well.”
日本語訳
「私は生きていることについては父に恩義があるが、良い人生を送ることについては師に恩義がある」
解説
この言葉は、アレクサンドロス大王が父フィリッポス2世と師アリストテレスに対する感謝を表したものとされる。父からは生命そのものを与えられ、王国の基盤を築いたことへの感謝が込められている。一方、アリストテレスからは哲学、科学、倫理、政治など幅広い教育を受け、思考力や指導者としての資質を育まれた。そのため、父と師それぞれへの恩義を異なる形で強調している。
「良い人生を送ることについては師に恩義がある」という部分は、単に生きることと、価値ある人生を送ることの違いを示している。アレクサンドロスにとって、アリストテレスから学んだ知識や価値観は、彼の偉大な業績を支える精神的な基盤となった。これにより、征服者としての野心を超えて、文化の伝播や異文化理解に努める姿勢を持つことができた。
現代では、この言葉は教育や師弟関係の重要性を強調するものとして解釈される。生きる術を教えてくれる家族と、人生の方向性や意味を教えてくれる教育者の両方が、人の成功や幸福にとって欠かせない存在である。この名言は、アレクサンドロスが学問や知識を重視し、その影響力を大切にしていたことを象徴しており、教育の価値を再認識させるものである。
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