「私がいかなるキリスト教教会にも属していないことは事実だ。しかし、聖書の真実を否定したことは一度もなく、一般的な宗教や、特定のキリスト教宗派を意図的に軽蔑するようなことを言ったこともない」
- 1809年2月12日~1865年4月15日
- アメリカ出身
- 政治家、弁護士
- 第16代アメリカ合衆国大統領として、隷解放宣言を発布し、南北戦争を指導して国家の統一を維持した
英文
”That I am not a member of any Christian church is true; but I have never denied the truth of the Scriptures, and I have never spoken with intentional disrespect of religion in general, or of any denomination of Christians in particular.”
日本語訳
「私がいかなるキリスト教教会にも属していないことは事実だ。しかし、聖書の真実を否定したことは一度もなく、一般的な宗教や、特定のキリスト教宗派を意図的に軽蔑するようなことを言ったこともない」
解説
この名言は、リンカーンの宗教観に関する率直な説明であり、彼の信仰と宗教的寛容の姿勢を示している。彼は特定の教会には属していなかったものの、聖書の教えや宗教全般を尊重していた。この発言は、宗教的多様性や個人の信仰の自由を認める重要性を強調している。
リンカーンの言葉には、特定の教義や宗派に縛られないが、精神的な価値を認める柔軟な態度が表れている。彼は、宗教の本質的な教えを重視し、それが持つ道徳的、倫理的な指針を理解していた。また、宗教的信念が異なる人々に対しても敬意を払う姿勢を貫いていた。
現代において、この名言は、信仰や宗教の違いを超えた共通の価値観を認め合うことの重要性を教えている。多様な宗教観や思想が共存する社会では、他者の信念を尊重し、共通の人間性に基づいて協力することが求められる。リンカーンの言葉は、信仰のあり方に柔軟でありながら、倫理的な基盤を重視する姿勢を示している。
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