「私は、宗教に公然と敵対し、嘲笑する人物を公職に就けるために自分が支援するとは思えない」
- 1809年2月12日~1865年4月15日
- アメリカ出身
- 政治家、弁護士
- 第16代アメリカ合衆国大統領として、隷解放宣言を発布し、南北戦争を指導して国家の統一を維持した
英文
”I do not think I could myself be brought to support a man for office whom I knew to be an open enemy of, and scoffer at, religion.”
日本語訳
「私は、宗教に公然と敵対し、嘲笑する人物を公職に就けるために自分が支援するとは思えない」
解説
この名言は、リンカーンの宗教に対する尊重と、政治と道徳の関係を明確に示している。彼は宗教的信念や倫理観を完全に共有する必要はないものの、宗教やその価値を公然と軽蔑する人物には、公職を任せるべきではないと考えていた。この発言は、リーダーには一定の道徳的基盤が必要であるというリンカーンの信念を反映している。
リンカーンが重視していたのは、宗教そのものよりも、宗教が社会に与える道徳的・倫理的な影響であると考えられる。彼の立場は、宗教を批判することと、その社会的価値を否定することを区別する姿勢を示している。公職者には、宗教的価値観や信仰に敬意を払い、国民の多様な信念を理解する能力が求められると彼は主張している。
現代において、この名言は、公共のリーダーシップにおける道徳的な信頼性の重要性を再確認させるものである。政治家や指導者は、個人的な信仰を問わず、社会の多様な価値観に敬意を払う必要がある。リンカーンの言葉は、信仰と道徳が政治的判断やリーダーシップに与える影響について考える指針を提供している。
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