「同胞市民の皆さん、私たちは歴史から逃れることはできません。この議会、この政権に属する私たちは、我々自身の意思に関わらず、歴史に記憶されるでしょう。個人の重要性や無名さによって、誰一人として免れることはありません。我々が通過するこの激しい試練は、栄誉か不名誉かのいずれかを、後世にわたって刻み込むことになるでしょう」

エイブラハム・リンカーン
エイブラハム・リンカーンの名言
  • 1809年2月12日~1865年4月15日
  • アメリカ出身
  • 政治家、弁護士
  • 第16代アメリカ合衆国大統領として、隷解放宣言を発布し、南北戦争を指導して国家の統一を維持した

英文

”Fellow citizens, we cannot escape history. We, of this Congress and this administration, will be remembered in spite of ourselves. No personal significance, or insignificance, can spare one or another of us. The fiery trial through which we pass will light us down in honor or dishonor, to the latest generation.”

日本語訳

「同胞市民の皆さん、私たちは歴史から逃れることはできません。この議会、この政権に属する私たちは、我々自身の意思に関わらず、歴史に記憶されるでしょう。個人の重要性や無名さによって、誰一人として免れることはありません。我々が通過するこの激しい試練は、栄誉か不名誉かのいずれかを、後世にわたって刻み込むことになるでしょう」

解説

この名言は、歴史の中で果たす役割の重要性と、その責任に対する認識を示している。リンカーンは、南北戦争という国家の存亡がかかった激動の時代に、自らを含む議会や政府の行動が、未来の世代によって厳しく評価されることを強く意識していた。この言葉には、現代の行動が歴史に与える影響への深い責任感が込められている。

「歴史から逃れることはできない」というフレーズは、現在の選択や行動が、どのように未来の世代に影響を与えるかを強調している。また、「栄誉か不名誉かのいずれか」という表現は、リンカーンのリーダーシップにおける道徳的な基準の高さを反映している。歴史が個々の行動や決定の結果を正確に記録し、評価するという考えがここに表れている。

現代において、この名言は、個人や組織が未来に対する責任を意識することの重要性を教えている。特に、大きな決断を迫られる状況では、その結果が後世にどのように影響を及ぼすかを考慮する必要がある。リンカーンの言葉は、歴史に刻まれる行動が、現在の選択と責任に基づいて形作られるという普遍的な真理を示している。

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