「私は地上に現れた最初のブッダではなく、また最後のブッダでもない。いずれ時が来れば、再びこの世にブッダが現れるであろう。聖なる存在であり、究極の悟りを得た者であり、行いにおいて知恵を備え、吉祥であり、宇宙を知る者、人々の無比の導き手であり、天人と人間の師である」
- 紀元前7世紀~紀元前5世紀
- インド人
- 宗教指導者、思想家
- 仏教を創始し、人々に苦しみの原因とその解決方法を示した「四諦」や「八つの道」を教え、内面的な解放と悟りを目指す修行の道を広めた
英文
“I am not the first Buddha who came upon Earth, nor shall I be the last. In due time, another Buddha will arise in the world — a Holy One, a supremely enlightened One, endowed with wisdom in conduct, auspicious, knowing the universe, an incomparable leader of men, a master of angels and mortals.”
日本語訳
「私は地上に現れた最初のブッダではなく、また最後のブッダでもない。いずれ時が来れば、再びこの世にブッダが現れるであろう。聖なる存在であり、究極の悟りを得た者であり、行いにおいて知恵を備え、吉祥であり、宇宙を知る者、人々の無比の導き手であり、天人と人間の師である」
解説
真理と悟りが普遍であることを示すこの釈迦の教えは、悟りを開いた存在は時代や場所を超えて現れ続けること、またその役割が人類の指導と救済にあることを示している。釈迦は、自分だけが唯一の悟りを得た存在ではなく、真理を求め続ける者がいれば、やがて別のブッダが現れると教えている。この言葉は、真理が変わらない普遍のものであり、時代が変わっても悟りを得た存在が人々を導くことを示唆している。
現代における精神的な指導者と真理の探求にも、この教えは大きな示唆を与える。多くの人が内なる平安や人生の意味を求める現代において、釈迦が示したような悟りと知恵を持つ指導者が再び現れることは、時代を超えた救いと指針となりうる。悟りに達した者は個人の救済だけでなく、他者をも導くことにその存在意義があるため、真理を追求する者たちの希望や目標となりうる。
普遍的な真理の存在と人類への希望がこの教えの核心である。釈迦の言葉が示すように、時代が変わっても真理を体現する存在が現れ、私たちを導くという希望がある。これは、自己成長や真理探求の旅において孤独を感じる人々に対しても、究極の真理がいつか自分を導くことを信じる力を与える。この教えは、悟りへの道は誰にでも開かれていること、そしてその道の先に人類を導く存在が現れることを示し、精神的な成長と救済の可能性を示している。
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