「考えていけば、一つの事柄について、いくらでも考えることがあると思います。考えなかったなら、三十年たっても、四十年たってもわからない、ということです」

- 1894年11月27日~1989年4月27日(94歳没)
- 日本出身
- 実業家、発明家、パナソニック(松下電器産業)創業者、「経営の神様」
原文
「考えていけば、一つの事柄について、いくらでも考えることがあると思います。考えなかったなら、三十年たっても、四十年たってもわからない、ということです」
出典
社員稼業
解説
この言葉は、考えることの積極性と継続の重要性を説いている。どんな事柄にも多面的な要素や奥深さがあり、真剣に考えれば新しい発見が次々に見えてくる。しかし逆に、考える努力を放棄すれば、どれほど長い時間が経っても理解に至らず、成長もない。
松下幸之助は、経営の現場で日常的に「なぜか」と問い、深く考える習慣を大切にした。単なる経験の積み重ねではなく、考えるという能動的な姿勢があってこそ、知恵や洞察が生まれると信じていたのである。時間の長さよりも、考える質と姿勢が結果を左右するという実感がこの言葉に込められている。
現代においても、同じ仕事を何十年続けても考えなければ進歩はないが、短期間でも真剣に思索すれば深い理解を得られる。学問や仕事、人間関係においても、この名言は、考える習慣こそが知恵と成長をもたらす源泉であることを示している。
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