「とにかく新製品を出せばそれについてまわることが大事です」

- 1894年11月27日~1989年4月27日(94歳没)
- 日本出身
- 実業家、発明家、パナソニック(松下電器産業)創業者、「経営の神様」
原文
「とにかく新製品を出せばそれについてまわることが大事です」
出典
松下幸之助発言集 第25巻
解説
この言葉は、新製品を世に出した後の継続的な努力が重要であるという教えである。製品を開発し発売するだけでは十分ではなく、その後に顧客の声を聞き、改善や宣伝を重ねていくことが不可欠である。松下幸之助は、新しいものを出すことよりも、それを育てていく姿勢が商売の成否を分けると強調している。
背景には、松下が数多くの製品を世に送り出しながら、必ずその販売後の反応や改良に力を注いできた経験がある。新製品は市場に出て初めて真価を試されるものであり、販売員の説明やアフターサービス、改善への迅速な対応があって初めて信頼と支持が定着する。その継続こそが企業発展の鍵と考えられた。
現代においても、この考えは極めて重要である。新製品のリリースはゴールではなくスタートであり、リリース後のサポートや改善がなければ顧客離れは早い。IT製品やアプリなどでも、アップデートやフィードバック対応によって信頼が維持される。つまり、新製品を出すだけでなく、その後に責任を持って伴走する姿勢が成功を導くのである。
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