「指導者を選ぶ前によく考えよ。そして一度選んだなら彼に従え。しかし、その方針が自らの利益を害すると分かったなら、彼を追放せよ」

ムハンマド・アリー・ジンナー(画像はイメージです)
ムハンマド・アリー・ジンナー(画像はイメージです)
  • 1876年12月25日~1948年9月11日(71歳没)
  • パキスタン出身
  • 政治家、弁護士、パキスタン建国の父、初代総督

英文

”Think well before selecting your leader, and when you have selected him, follow him. But in case you find his policy detrimental to your interests, kick him out.”

日本語訳

「指導者を選ぶ前によく考えよ。そして一度選んだなら彼に従え。しかし、その方針が自らの利益を害すると分かったなら、彼を追放せよ」

出典

出典不詳(編集中)

解説

この言葉は、ジンナーが国民に向けて語った民主主義における指導者選びと責任を示すものである。指導者を選ぶことは国家の未来を左右する重大な行為であり、安易に決めてはならない。しかし選んだ後は規律をもって協力し、国家運営に一体感を生むことが必要である。同時に、指導者が誤った方向に進めば盲従してはならず、国民が最終的な主権者として責任を果たすことが強調されている。

歴史的背景として、インド・パキスタン分離独立期には大衆の支持と指導者の責任が国の命運を左右した。ジンナーはカリスマ的指導者でありながらも、指導者は絶対ではなく民意に基づく存在であると理解していた。この発言は、権力の正統性は支持の持続に依存し、国民がチェックとバランスを行使することによってのみ健全な政治が維持されることを説いている。

現代においても、この言葉は普遍的な意義を持つ。選挙でのリーダー選びには熟慮が必要であり、選ばれた後には政策実行を支える協力が欠かせない。しかし同時に、政策が国民の利益を損なうならば、民主的手続きによって指導者を交代させることこそが健全な統治の証である。ジンナーの言葉は、民主政治における責任ある選択と健全な批判精神の重要性を強調している。

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