「環境は国家安全保障の一部として位置づけられるべきだと思う。我々の資源を守ることは、海外での防衛と同じくらい重要である。さもなければ、防衛すべきものは何なのか」

ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
  • 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家

英文

”I think the environment should be put in the category of our national security. Defense of our resources is just as important as defense abroad. Otherwise what is there to defend?”

日本語訳

「環境は国家安全保障の一部として位置づけられるべきだと思う。我々の資源を守ることは、海外での防衛と同じくらい重要である。さもなければ、防衛すべきものは何なのか」

解説

この言葉は、レッドフォードが環境保護と国家の安全保障を同列に考えるべきだという信念を示したものである。彼にとって環境は単なる自然資源ではなく、人々の生活や未来を支える基盤であり、それを守ることは国を守ることと同義である。

背景として、20世紀後半からアメリカでは冷戦下の軍事的防衛が最重要視されていたが、同時に公害や資源枯渇の問題も深刻化していた。レッドフォードはその状況に警鐘を鳴らし、環境を軽視した国家防衛は空虚であると主張したのである。

今日においてもこの考えは有効である。気候変動や生物多様性の喪失は、人類全体にとって脅威となり得る。例えば干ばつや自然災害は国家の安定を揺るがし、資源争奪は国際紛争の火種にもなる。レッドフォードの言葉は、真の安全保障とは自然環境を守ることから始まるという普遍的な教訓を含んでいる。

感想はコメント欄へ

この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?

「ロバート・レッドフォード」の前後の名言へ


申し込む
注目する
guest

0 Comments
最も古い
最も新しい 高評価
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る