「この件について私にできることは何もない。しかしサンダンスはそれによって止められることはないと私は思っており、そのことに私は概ね安心している。映画祭は今や自立しており、かつてのように私が外に出て語る必要はないのだ」

ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
  • 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家

英文

“There is nothing I can do about this stuff and I am pretty well ok with the fact that I think Sundance is not going to be stopped by it, because the Festival is itself now, and doesn’t need me out there to talk about it like I did years ago.”

日本語訳

「この件について私にできることは何もない。しかしサンダンスはそれによって止められることはないと私は思っており、そのことに私は概ね安心している。映画祭は今や自立しており、かつてのように私が外に出て語る必要はないのだ」

解説

この言葉は、レッドフォードがサンダンス映画祭の自立と継続性を強調しているものである。設立当初は彼自身が前面に立って理念や意義を語らなければならなかったが、長い年月を経て映画祭は世界的に認知され、彼の存在に依存せずとも機能するまでに成長した。

背景として、サンダンス映画祭は1980年代からインディペンデント映画の最大の拠点として発展し、多くの監督や俳優を世に送り出してきた。レッドフォードの尽力が礎となったが、今では映画祭自体がブランドとして成立しており、創設者が手を離しても動き続ける仕組みとなったことを示している。

現代的に見ると、この言葉は組織や文化的運動が創設者の存在を超えて自立することの意義を示している。個人に依存するのではなく、理念が根付いて継続することが本当の成功である。レッドフォードの言葉は、サンダンス映画祭が単なるイベントではなく、文化的基盤として確立されたことへの確信を表している。

感想はコメント欄へ

この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?

「ロバート・レッドフォード」の前後の名言へ


申し込む
注目する
guest

0 Comments
最も古い
最も新しい 高評価
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る