「私は法律家ではないが、これだけは分かっている。我々は物議を醸す物語を語る力を守らなければならない」

ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
  • 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家

英文

“I’m not a lawyer, but I do know this: we need to protect our ability to tell controversial stories.”

日本語訳

「私は法律家ではないが、これだけは分かっている。我々は物議を醸す物語を語る力を守らなければならない」

解説

この言葉は、レッドフォードが表現の自由と物語の多様性の保護を強く訴えているものである。彼は法律の専門家ではないと断りながらも、芸術家・映画人としての立場から、社会にとって必要なのは不都合や論争を引き起こす物語を語る自由だと主張している。

背景として、アメリカ映画業界やメディアはしばしば政治的圧力や商業的利益によって制限を受ける。特に独立系映画やドキュメンタリーは、社会の不正義やタブーを扱うため、検閲や資金不足、公開の困難さに直面することが多い。レッドフォードがサンダンス研究所や映画祭を支援したのは、まさにこうした声を守るためであった。

現代的に見ると、この言葉は民主主義社会における批判的表現の重要性を強調している。SNSやインターネットの時代においても、権力や資本に不利な物語はしばしば排除されやすい。レッドフォードの発言は、芸術や報道だけでなく、広く社会全体に対し、異論や不都合な真実を語る自由を守る必要性を訴えるものとなっている。

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