「自分のための空間を切り開くことができた。サンダンスでは山の中にいて、私の土地は私的なものだ。馬に乗って3、4時間、ときには5時間も走る。道に迷うこともある。しかし一度その中に入れば、完全に没頭できる」

ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
  • 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家

英文

”I’ve been able to carve out spaces for myself. At Sundance, I’m in the mountains – my property is private. I get on a horse and ride for three, four hours. Sometimes five. I get lost. But when I’m in, I’m in.”

日本語訳

「自分のための空間を切り開くことができた。サンダンスでは山の中にいて、私の土地は私的なものだ。馬に乗って3、4時間、ときには5時間も走る。道に迷うこともある。しかし一度その中に入れば、完全に没頭できる」

解説

この言葉は、プライベートな空間を確保し自然の中で没頭することの価値を語っている。サンダンスの山々における生活や乗馬は、レッドフォードにとって単なる娯楽ではなく、心身を解放し自己を取り戻すための行為である。「But when I’m in, I’m in」という一文には、自然と一体化した集中と自由の感覚が込められている。

ロバート・レッドフォードはユタ州に拠点を築き、サンダンス映画祭を主宰しながらも、都市的な名声や喧騒から距離を置いてきた。彼にとって自然は、映画界のプレッシャーや名声から解放される場であり、独立した精神を守る拠点であった。この発言は、彼が生涯を通じて重視した「自然との調和」と「自己の空間」の象徴である。

現代的に考えると、この言葉は喧騒や情報過多の時代におけるプライベートな時間と空間の重要性を示している。仕事や社会の要求から離れ、自然や趣味に没頭することで人間はバランスを取り戻す。レッドフォードの言葉は、意識的に自分の空間を持つことが人生の質を高めるという普遍的なメッセージを伝えているのである。

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