「私は常に、人々が知らない物語に惹かれる。特に、それが誰もが知っている物語の中に隠されている場合には」

ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
  • 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家

英文

”I’m always drawn to stories that people don’t know about, particularly when they’re inside of a story that everyone knows about.”

日本語訳

「私は常に、人々が知らない物語に惹かれる。特に、それが誰もが知っている物語の中に隠されている場合には」

解説

この言葉は、既知の物語の中に埋もれた未知の物語への関心を示している。大衆がよく知る歴史的出来事や文化的物語の背後には、語られずに隠れている人間ドラマや視点が存在する。レッドフォードはそうした部分に光を当てることに強く惹かれると語っている。つまり、表舞台の裏にある声なき物語を掘り起こす姿勢を示している。

ロバート・レッドフォードは『大統領の陰謀』のように歴史的事件の裏側を描いた作品や、社会的テーマを扱う映画に多く関わってきた。その中で彼が重視したのは、単なる有名な出来事を再現することではなく、その中に潜む個人や小さな真実を描くことだった。この発言は、彼の映画観と物語へのアプローチを端的に表している。

現代的に解釈すれば、この言葉は歴史や社会を理解する際の多層的視点の重要性を示している。大きな物語の背後には、無数の小さな物語があり、それらを掘り起こすことでより豊かな理解が可能になる。レッドフォードの言葉は、創作や報道、教育においても、周知の物語の中に潜む「知られざる物語」こそ価値があるという普遍的な指針を与えているのである。

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