「人間は詩を愛しています。時にはそのことに気づいてさえいません…ボノの歌であれ、ジャスティン・ビーバーの歌であれ、彼らは詩を聴いているのです」

マヤ・アンジェロウ(画像はイメージです)
マヤ・アンジェロウ(画像はイメージです)
  • 1928年4月4日~2014年5月28日(86歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 詩人、作家、歌手、舞台俳優、公民権運動活動家

英文

”Human beings love poetry. They don’t even know it sometimes… whether they’re the songs of Bono, or the songs of Justin Bieber… they’re listening to poetry.”

日本語訳

「人間は詩を愛しています。時にはそのことに気づいてさえいません…ボノの歌であれ、ジャスティン・ビーバーの歌であれ、彼らは詩を聴いているのです」

解説

この言葉は、詩の普遍性を示している。多くの人々は「詩」を文学や高尚な芸術と結びつけて考えるが、実際には日常的に音楽を通じて詩と触れ合っている。アンジェロウは、ロック歌手のボノやポップスターのジャスティン・ビーバーを例に挙げることで、詩がジャンルやスタイルを超えて人々の心に浸透していることを強調している。

背景には、アンジェロウ自身が詩と音楽の関係を深く理解していたという事実がある。アフリカ系アメリカ人文化では、ブルースやジャズ、ゴスペルといった音楽が人々の魂を支え、詩と同じ役割を果たしてきた。彼女はこうした文化的背景から、詩を狭義の文学に限定せず、音楽や歌詞の中に広く見いだしたのである。

現代においても、この言葉は重要な意味を持つ。人々がポップソングを聴くとき、その歌詞に共感したり感動したりするのは、詩の力が働いているからである。アンジェロウの主張は、詩が専門的な読者だけでなく、誰にとっても身近であり、無意識のうちに私たちの感情や思考を豊かにしていることを教えている。

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