「私にとってアフリカは…華やかな事実以上のものです。それは歴史的な真実なのです。人は、自分がこれからどこへ行くのかを知ることはできません。自分がどこから来たのか、そして今の場所にどのようにして至ったのかを正確に知らない限り」

マヤ・アンジェロウ(画像はイメージです)
マヤ・アンジェロウ(画像はイメージです)
  • 1928年4月4日~2014年5月28日(86歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 詩人、作家、歌手、舞台俳優、公民権運動活動家

英文

”For Africa to me… is more than a glamorous fact. It is a historical truth. No man can know where he is going unless he knows exactly where he has been and exactly how he arrived at his present place.”

日本語訳

「私にとってアフリカは…華やかな事実以上のものです。それは歴史的な真実なのです。人は、自分がこれからどこへ行くのかを知ることはできません。自分がどこから来たのか、そして今の場所にどのようにして至ったのかを正確に知らない限り」

解説

この言葉は、マヤ・アンジェロウがアフリカの歴史的意義と自己認識の重要性を語ったものである。彼女にとってアフリカは単なる「遠い大陸」や「文化的象徴」ではなく、奴隷制度とその後の歴史を含めて黒人のルーツを示す歴史的真実であった。ここでは、過去を知らずして未来を切り拓くことはできないという強い信念が示されている。

アンジェロウは若い頃、西アフリカのガーナに滞在し、現地で暮らした経験を持つ。その体験は彼女にとって、アフリカを単なる「憧れの地」ではなく、自らのアイデンティティを再発見する場とした。この発言は、彼女が黒人の歴史とアフリカの存在を通じて、自分自身と未来を見据える視座を得たことを物語っている。

現代においても、この名言は人種や文化を超えて普遍的な教訓を与える。自らのルーツや歴史を知ることは、個人にとっても社会にとっても未来を築くための基盤である。アンジェロウの言葉は、自己認識と歴史理解こそが未来への羅針盤になると強く伝えているのである。

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