「ヨギは堅固な座に座して瞑想すべきである。その座は清浄であり、汚れや他者の不浄な波動に染まってはならない。人の思念や生命力は、彼が用いる物や住居に浸透するからである」

パラマハンサ・ヨガナンダ(画像はイメージです)
パラマハンサ・ヨガナンダ(画像はイメージです)
  • 1893年1月5日~1952年3月7日(59歳没)
  • インド出身
  • ヨーガ指導者

英文

”The yogi should meditate on a firm seat, one that is clean – untainted by dirt or unspiritual vibrations of others. The thought or life force emanating from an individual saturates the objects he uses and his dwelling.”

日本語訳

「ヨギは堅固な座に座して瞑想すべきである。その座は清浄であり、汚れや他者の不浄な波動に染まってはならない。人の思念や生命力は、彼が用いる物や住居に浸透するからである」

解説

この言葉は、瞑想の環境が心身に与える影響を強調している。ヨガの実践は内面の集中に依存するが、そのためには外的環境の純粋さも必要である。ヨガナンダは、物質的な清潔さだけでなく、他者の思念や波動が物や場所に残るという霊的観点を示し、瞑想の座や住居の浄化を重視している。

背景として、インドの伝統的修行法では「場の浄化」が重要視されてきた。師から弟子に伝わる瞑想の場や祭壇は、長年の修行のエネルギーを帯びていると考えられてきた。ヨガナンダはこの考えを西洋に伝え、単なる迷信ではなく、人間の思念が環境に影響を及ぼす法則として説明した。これは、心理学的にも「環境が心に影響を与える」という理解と重なっている。

現代においても、この教えは実用的である。仕事場や住居に残るストレスや不快な感情は、人の心を乱す要因となる。反対に、整理整頓や清浄さ、祈りや瞑想によって場を整えることは、精神的安定と集中を高める助けとなる。この名言は、瞑想のみならず日常生活においても、環境と心の調和の大切さを教えている。

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