「教育に終わりはない。本を読み、試験に合格して教育が終わるのではない。生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで、人生全体が学びの過程なのである」

- 1895年5月11日~1986年2月17日(90歳没)
- インド出身
- 思想家、精神的指導者
英文
”There is no end to education. It is not that you read a book, pass an examination, and finish with education. The whole of life, from the moment you are born to the moment you die, is a process of learning.”
日本語訳
「教育に終わりはない。本を読み、試験に合格して教育が終わるのではない。生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで、人生全体が学びの過程なのである」
解説
この言葉は、教育の本質を人生そのものと結びつける視点を示している。クリシュナムルティは、教育を単なる学校制度や資格取得の過程に限定せず、人間の生き方全体を通じた継続的な学びであると捉えた。教育が「終わる」ものだという固定観念を否定し、人生そのものを学びの旅と位置づけている。
ここでの重要な指摘は、学びの無限性である。人間は知識や技能だけでなく、関係、感情、自然、社会のすべてから絶えず学ぶ存在である。もし教育を試験や資格で区切ってしまえば、そこで成長は止まり、惰性に陥ることになる。真の教育とは、常に新たに気づき、探究し、変化し続ける営みである。
現代においても、この言葉は深い意味を持つ。資格社会や受験中心の教育は、学びを限定的で一時的なものにしてしまいがちである。しかしクリシュナムルティの言葉は、学びは生涯にわたる探究であり、人生を豊かにする源泉であることを強調しているのである。
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