「これが愛である。愛の花開くところ、それが瞑想である」

ジッドゥ・クリシュナムルティ(画像はイメージです)
ジッドゥ・クリシュナムルティ(画像はイメージです)
  • 1895年5月11日~1986年2月17日(90歳没)
  • インド出身
  • 思想家、精神的指導者

英文

”This is love: the flowering of love is meditation.”

日本語訳

「これが愛である。愛の花開くところ、それが瞑想である」

解説

この言葉は、愛と瞑想の本質的な結びつきを示している。クリシュナムルティにとって瞑想は特定の技法や修行ではなく、心が分裂や葛藤を超えて統合された状態を指していた。その状態は強制や努力によって生じるのではなく、自然に芽生える愛と同じ源から生まれるものである。

ここでいう「愛」とは、個人的な執着や欲望に基づくものではなく、条件づけのない普遍的な愛である。その愛が成熟し、花開いたとき、心は静けさと広がりを持ち、自己を超えた瞑想の状態に入る。つまり、愛と瞑想は別々のものではなく、一つの流れの異なる表現なのである。

現代社会においても、この洞察は重要である。瞑想をテクニックとしてのみ捉えると、その根底にある生の豊かさを見失う危険がある。クリシュナムルティの言葉は、愛と瞑想は人間の内面における同じ根からの開花であり、その理解が心の自由と調和をもたらすことを教えている。

感想はコメント欄へ

この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?

「ジッドゥ・クリシュナムルティ」の前後の名言へ


申し込む
注目する
guest

0 Comments
最も古い
最も新しい 高評価
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る