「人類は丸い世界に対してあまりにも速く飛びすぎている。やがて自分自身に追いつき、大衝突を起こすだろう」

- 1894年12月8日~1961年11月2日(66歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 作家、ユーモア作家
英文
”Man is flying too fast for a world that is round. Soon he will catch up with himself in a great rear end collision.”
日本語訳
「人類は丸い世界に対してあまりにも速く飛びすぎている。やがて自分自身に追いつき、大衝突を起こすだろう」
解説
この名言は、人間の技術的進歩のスピードとその危険性を皮肉を込めて表現している。地球が丸い以上、どれほど速く進んでも最終的には自分の背後に追いつくことになる。サーバーはこの比喩を用い、加速し続ける文明が結局は自己破壊に至るという警告を示している。
時代背景として、この言葉は航空技術や科学の急速な発展が進んだ20世紀前半に響く。飛行機の発達やスピード競争は人類の誇りであったが、同時に戦争や破壊の道具ともなった。サーバーはそうした現実を風刺し、進歩そのものが危険を孕む逆説を描き出したのである。
現代においても、この言葉はAI、環境問題、核兵器などの文脈に当てはまる。人類は急速に進歩を遂げているが、その速度が制御不能となり、自己衝突を招きかねない。サーバーの名言は、人間が自らの歩みに追い抜かれる危険性を指摘する普遍的な警句として今なお生きている。
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