「喜びに満ちていない修道女に出会うと悲しくなる。彼女たちは微笑んでいるかもしれないが、ただの微笑みだけなら客室乗務員と変わらない。」

- 1936年12月17日~2025年4月21日(88歳没)
- アルゼンチン出身
- カトリック教会第266代ローマ教皇
英文
“It makes me sad when I find sisters who aren’t joyful. They might smile, but with just a smile they could be flight attendants!”
日本語訳
「喜びに満ちていない修道女に出会うと悲しくなる。彼女たちは微笑んでいるかもしれないが、ただの微笑みだけなら客室乗務員と変わらない。」
解説
この言葉は、内面的な喜びと信仰の証しの重要性を語っている。フランシスコは、修道女や聖職者がただ表面的に微笑むのではなく、心の奥底からあふれる喜びを持つべきだと強調している。信仰者の喜びは単なる作り笑いではなく、神との関係から生じる深い安心感と希望に根ざしているのである。
背景として、フランシスコは常に「喜び」をキリスト者の特徴として説いてきた。キリストの福音は希望のメッセージであり、その受け取り手である信者が暗い顔をしていては、そのメッセージの信頼性が損なわれる。ここでの批判は、外面的な礼儀や形式だけにとどまる信仰生活に対するものである。
この名言は現代の信仰生活や人間関係に広く応用できる。たとえば、家庭や職場での笑顔も大切だが、真に人を動かすのは心からの喜びや誠実さである。フランシスコはこの言葉を通じて、修道女に限らずすべての人に、外面的な愛想笑いではなく、内面的な喜びを生き方に反映させることを呼びかけているのである。
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