「ロボコールに出て、そのまま電話を切らずに何かする人なんて、正気じゃない人以外にいるだろうか。どんな電話でも、誰からでも、どんな状況でもだ」

- 1947年11月14日~2022年2月15日(74歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 政治風刺作家、ジャーナリスト、ユーモリスト
英文
“Who, other than a crazy person, does anything besides hang up on a robo-call? Any call, any person, anywhere, under any circumstances.”
日本語訳
「ロボコールに出て、そのまま電話を切らずに何かする人なんて、正気じゃない人以外にいるだろうか。どんな電話でも、誰からでも、どんな状況でもだ」
解説
この名言は、現代社会に蔓延するロボコール(自動音声による営業電話)に対する強烈な皮肉と共感を込めた発言である。P・J・オロークは、不快で無意味な存在と化したロボコールへの対応として「即座に切る」以外の選択肢はないと断じている。
「crazy person(正気でない人)」という言葉は誇張表現であり、人々の苛立ちを代弁しながらも笑いを誘うユーモアを含んでいる。同時に、「Any call, any person, anywhere, under any circumstances.」というリズミカルな強調は、いかなる条件でも受ける価値のない通話であることを痛烈に示している。
この発言は、現代人のテクノロジーとの付き合い方、特に通信の効率化とストレスの関係性を浮き彫りにする。便利さと同時に押し寄せる迷惑行為に対し、冷笑と断絶という行動で対処する市民の心理を鋭く捉えた、典型的なオローク節である。
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