「絵を赤く塗ったときに、もし黒で塗っていたらどうなっていたかと考えるのは時間の無駄です」

- 1933年2月18日~
- 日本出身(後にアメリカ合衆国に帰化)
- 前衛芸術家、音楽家、平和活動家、「ジョン・レノンの妻」
英文
”It’s a waste of time to think that if you colored a painting red what might have happened if you painted it black.”
日本語訳
「絵を赤く塗ったときに、もし黒で塗っていたらどうなっていたかと考えるのは時間の無駄です」
解説
この言葉は、選択の後悔や仮定にとらわれることの無意味さを示している。芸術においても人生においても、決断した後に「もし別の選択をしていたら」と考えても、現実が変わるわけではない。むしろ、その選択をどう生かすかが重要だと示唆している。
オノ・ヨーコは、芸術活動の中で常に挑戦的で即興的な姿勢を貫いてきた。前衛芸術やパフォーマンスは、完成品よりもプロセスやその場の表現を重視するため、後から「別の可能性」を悔やむより、選んだ瞬間の表現を肯定することが核心になる。この発言は、その芸術観をよく表している。
現代社会においても、人はしばしば過去の決断を振り返り「もしも」と考えてしまう。しかしそれは成長や前進にはつながりにくい。オノ・ヨーコの言葉は、過去を悔やむより現在を受け入れ、次の創造に向かう姿勢の大切さを思い出させてくれるのである。
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