「何も永遠ではないと気づきました。大切なものを所有したくはありません、なぜならそれを失うかもしれないからです」

- 1933年2月18日~
- 日本出身(後にアメリカ合衆国に帰化)
- 前衛芸術家、音楽家、平和活動家、「ジョン・レノンの妻」
英文
”I saw that nothing was permanent. You don’t want to possess anything that is dear to you because you might lose it.”
日本語訳
「何も永遠ではないと気づきました。大切なものを所有したくはありません、なぜならそれを失うかもしれないからです」
解説
この言葉は、無常観と執着からの解放を表している。すべてのものは移ろいゆき、永遠にとどまるものはないという真理を前提にして、所有や独占はかえって喪失の恐れを強めると指摘している。ここには、人生の不確かさを受け入れつつ、心の自由を求める姿勢が表れている。
オノ・ヨーコは、芸術活動や私生活において常に変化を経験してきた。ジョン・レノンとの生活やその死を通じて、大切なものを失う痛みを実際に味わっている。彼女の言葉には、個人的体験を通じて得た人生観が反映されており、失う恐れを前にした時に「所有しない」という選択が心を守る手段となることを示している。
現代においても、この思想は普遍的である。物質的なものや人間関係への過度な執着は、失ったときの苦しみを大きくする。だからこそ、執着せずに大切なものを尊重する態度が、より豊かな生き方につながる。オノ・ヨーコの言葉は、仏教的な無常観とも響き合う人生の指針といえるのである。
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