「千日間の稽古を『鍛』とし、万日間の稽古を『練』とする」

- 1584年頃~1645年6月13日
- 日本出身
- 剣豪、兵法家、芸術家
原文
「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」
現代語訳
「千日間の稽古を『鍛』とし、万日間の稽古を『練』とする」
解説
この言葉は、修行における時間の重みと、段階的な熟達の過程を端的に示したものである。「鍛」とは、肉体や技を打ち鍛える基礎の修練を指し、「練」とは、鍛えたものをさらに精錬・深化させて自在に使いこなす境地を意味する。千日=約3年、万日=約27年に相当し、武芸における完成とは長年の修行の積み重ねにあるという考えが現れている。
宮本武蔵は、生涯を通じて自己鍛錬を重視し、実戦経験を通じて兵法を体得していった人物である。その彼が「鍛」と「練」を区別して述べることにより、ただ技を繰り返すだけでは不十分で、さらに深い理解と自在さが求められることを説いている。「鍛」は身体に染み込ませる段階、「練」は心技一体で自在に使える段階である。
現代でも、スポーツや芸術、仕事の習熟においてこの言葉は通用する。基礎を積み重ねる「鍛」の時期を経て、創意工夫を凝らし自己流を確立する「練」の段階に至るには、年月と不断の努力が必要である。この言葉は、短期的成果を求めがちな現代人に対し、真の達成は継続と深化の果てにあるという本質を思い出させてくれる。
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