「あなたがいるところが、そこがわたしの家です」

- 1830年12月10日~1886年5月15日(55歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 詩人
英文
”Where thou art, that is home.”
日本語訳
「あなたがいるところが、そこがわたしの家です」
解説
この言葉は愛する人の存在こそが本当の「家」であるという、非常に私的で内面的な価値観を表している。ディキンソンの詩にはしばしば、外界の空間よりも内的な感情やつながりを重視する傾向が見られ、この言葉もその一例といえる。
「home(家)」という語は物理的な建物や地理的な場所ではなく、心の拠り所を意味している。このような発想は、孤独を抱えながら生きたディキンソンの人生とも重なる。彼女は生涯のほとんどを故郷アマーストの家に引きこもるように暮らしながらも、内面では豊かな感情や想像力を持ち、親密な人間関係を深く大切にしていた。
現代においても、住む場所がどこであれ、心から大切に思える誰かがそこにいれば、そこが「帰る場所」になるという感覚は多くの人に共有されうる。たとえば、移動の多い現代社会で、家族や恋人と共にあることで「どこにいても落ち着ける」と感じる人にとって、この言葉は強い共感を呼ぶだろう。
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