「詩とは、楽しさと真実を結びつける技である」

- 1709年9月18日~1784年12月13日
- イギリス出身
- 詩人、評論家、辞書編纂者、伝記作家
英文
”Poetry is the art of uniting pleasure with truth.”
日本語訳
「詩とは、楽しさと真実を結びつける技である」
解説
ジョンソンのこの言葉は、詩の本質を端的に示した名定義である。彼にとって詩とは、単なる美辞麗句や感情の表現ではなく、読者に快を与えると同時に真理を伝える媒体であった。楽しさ(pleasure)と真実(truth)の結合こそが、詩の真の価値であると説いている。
ここでの「楽しさ」は、感情や想像力を喚起する美的体験を指す。一方「真実」は、人間性や自然、道徳、心理などの普遍的な洞察を意味する。ジョンソンの見解では、詩は娯楽に堕することなく、同時に教訓の押し付けにもならず、両者の絶妙な調和を通じて人を啓発するのである。
この考え方は、詩に限らずあらゆる芸術に応用できる。現代においても、感動を与える芸術がしばしば人間の深い真理を突いていることに変わりはない。ジョンソンの言葉は、美と真理が両立することの意義と難しさを私たちに思い出させる。
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