「何かが愛するとき、それは無限である」

- 1757年11月28日~1827年8月12日(69歳没)
- イギリス出身
- 詩人、画家、銅版画職人、神秘主義思想家
英文
”If a thing loves, it is infinite.”
日本語訳
「何かが愛するとき、それは無限である」
解説
この言葉は、愛の本質的な力を無限性と結びつけるものである。ブレイクにとって愛は単なる感情ではなく、存在そのものを超越させる原理であった。有限なものでも愛を持つことで限界を超え、無限の価値や意義を獲得するという思想が込められている。
この思想は、18世紀末から19世紀初頭にかけて広まったロマン主義的精神とも響き合う。当時、合理主義的な枠組みの中で人間や自然は有限の存在と見なされがちであったが、ブレイクは愛こそが有限を無限へと変容させる力であると強調した。彼の芸術と詩には、愛によって物質世界が精神的な次元へと昇華されるイメージが繰り返し現れる。
現代においても、この言葉は普遍的な意味を持つ。例えば、小さな行為であっても愛を込めることで、その価値は計り知れないものとなる。家族や友情、あるいは人類全体への愛は、個々の存在を超えて無限の広がりを持つ。この名言は、愛が有限の人間を超えた永遠の力へと結びつけるという深い真理を示している。
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