ジャンヌ・ダルクの名言・格言・警句

- 1412年頃~1431年5月30日
- フランス王国出身
- 農民の娘、軍指導者、宗教的指導者
ジャンヌ・ダルクは、百年戦争中のフランスにおいて、神の啓示を受けたと主張し、弱体化していた王国軍を率いて転機をもたらした農民の少女である。1429年のオルレアン包囲戦での勝利は、シャルル7世の戴冠を導く象徴的成果であり、国民的英雄として崇敬された。彼女の出現はフランスの士気を大いに鼓舞し、王権の正統性を強化した。一方で、異端および男装の罪でイングランド派によって火刑に処され、政治的犠牲者とされる。死後に名誉は回復され、後にカトリック教会によって聖人に列せられた。
- 「自分が罪であると知っていることや、神の御心に反することをするくらいなら、死んだほうがましです」
- 「イングランド王よ、そして自らをフランス王国の摂政と称するベッドフォード公よ…天の王への負債を清算しなさい。あなたたちがフランスで奪い、穢したすべての善良な町の鍵を、天の王の使者である乙女に返しなさい」
- 「私たちにあるのはただ一つの命だけであり、それを自分が信じる生き方に従って生きるのです。しかし、自分自身を犠牲にして信念なく生きることは、死ぬことよりも恐ろしい運命です」
- 「私は十三歳のとき、自分の行いを導くために神からの声を聞きました。そして最初はとても恐ろしかったです」
- 「神が命じられたので、私はそれをしなければなりませんでした。神が命じられたのですから、たとえ百人の父や母がいても、たとえ私が王の娘だったとしても、それでも私は行ったでしょう」
- 「子供たちは、ときに真実を語ったことで人が絞首刑にされると言います」
- 「王がブルゴーニュ公と十五日間の休戦協定を結び、その期間の終わりにパリを引き渡すことになっているのは事実です。しかし、私がすぐにその町へ入らないとしても、驚かないでください」
- 「イエス・キリストと教会について、私はそれらがただ一つのものであると単純に知っています」
- 「あなたが私の裁判官だと言いますが、それが本当かは私には分かりません。ただし、私を誤って裁かぬよう十分に注意してください。さもないと、あなた自身が大きな危険に身を置くことになります」
- 「私は恐れていません…私はこれを成すために生まれたのです」
- 「もし私がその立場にないのなら、神が私をそこに置いてくださいますように。そしてもし私がその立場にあるのなら、神が私をそこにとどめてくださいますように」
- 「明日は今日よりも早く朝に起き、できる限り最善を尽くしなさい。常に私のそばにいなさい。なぜなら明日、私はこれまで以上に多くのことをしなければならず、そして明日、私の胸より上から血が流れるでしょう」
- 「行動しなさい、そうすれば神も行動するでしょう」
- 「神がイングランド人を愛しているか憎んでいるかについては私は何も知りません。しかし、彼らがフランスからすべて追い出され、そこに死ぬ者を除いて誰一人残らないであろうことは知っています」